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約束のときを、きみと

2024'11.24.Sun
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2007'03.02.Fri
 『遙かなる時空の中で3 十六夜記』に登場する泰衡様に、竜弦がよく似ていると思い始めたら妄想が止まらなくなった…
 泰衡=竜弦なら、銀=雨竜だなぁ、とか
 それだったら、きっと神子が一護で、
 そうくるなら九郎はやっぱ一心だよなぁ!とか…

+

 雨竜は竜弦の実子なんだけど、事情があってそれを教えられず、竜弦とは離れたところで母親に育てられます。祖父の宗弦はたまに雨竜の顔を見に来ますが、それでも雨竜は父親の顔を知らないままで。母には「あなたは本当にお父様によく似ているわね」って云われるから、自分と父がそっくりだってのは知ってるけど、それが誰かというのは誰も教えてくれなくて。
 母が死んだのちも、雨竜は一人きりで暮らしていたのですが、あるときの事故がきっかけで雨竜は記憶をなくしてしまいます。日常生活にさほどの支障はないものの、自分が誰かわからない状態の雨竜を、年老いた宗弦に代わり引き取ったのがなぜか竜弦で。
 竜弦は、自らを父と名乗らずに、雨竜を従者とします。頭が良い雨竜はよく働き、竜弦に仕えます。雨竜は、自分によく似た竜弦の面差しに懐かしいものを感じるも、主である竜弦にそんなことを云えるはずもなくて。

 そんなある日、竜弦の邸宅にある親子がやってきます。
 竜弦の古い知り合いだという黒崎一心と、その息子の一護。
 黒崎親子、特に一護に対して、常人とは異なる感覚を覚えて近寄り難く感じる雨竜。それでも目が離せなくて、なのに一護の言動はいちいち雨竜を苛立たせる。そんな雨竜に、あまり器用でない一護もまた苛立ちを隠せずに衝突する二人。
 これまでにない雨竜の感情の起伏は、人形のように淡々と仕事をこなしてきた雨竜をまるで別人のように見せて。
 そんなこんなで、竜弦と共にいるときとは違う表情を一護の前だけでは見せるようになる雨竜だったが――




 そんな感じ。ていうか前半部分は過去設定なので、多分本編は黒崎親子登場のあたりからだな。
 イチウリでシンケンで、雨竜弦です。
 ええ、竜弦雨竜ではなく、雨竜弦です。これだけは絶対に外せません。
 銀×泰衡だと、夜の相手を銀にやらせる王様な泰衡、ってのがよくあるパターンなんですが、まあそれに近い感じでこっちもGOです。竜弦が雨竜に「抱かせてやる」ことにより、雨竜は竜弦に対し母のような父のようなぬくもりを求めるのだと思う。


 ……あー、上記設定だと銀にあわせて「従順な雨竜」にしたけど、反発する雨竜、でも面白いかもしれないなぁ…。
 記憶がなくて自分が誰かもわからないんだけど、竜弦の顔を見た瞬間ダメだって悟るの。さらに、自分と竜弦の顔がすごく似てるとわかったときなんかはもう雨竜の中では決別は決定なものに。でも、竜弦の命令により従者にさせられてしまって、嫌々ながらも従うことに。竜弦の命令にいちいち反発するんだけど、命令を無視するとそれはそれでもの静かに見下されて、むしろそっちの方がムカついてしかたないので、「見返してやる!」みたいな気持ちでムキになって命令をこなしていく雨竜。
 それでやっぱり雨竜弦(笑)

 後者の方が動きがあって面白いかもな。コミカルにもなりそうだし。前者だと、竜弦側の苦しみがなによりも密やかでかつ不可侵であるのが切ないよなぁ…。どん底に落ちながらも結果的に互いに救いを見出す雨竜弦にするなら前者、よくあるイチウリな展開になって雨竜弦はわかりあえても結局ツンデレなままで終わらせるなら後者、ってなとこでしょうか。
 読んでて安心できるのは後者だけど、書くとしたら多分前者の方が楽だろうなぁ…。
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