イチウリ『どうかその手を』

　よくわからないイチウリになりました。


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　最初は確か、「石田を探す一護」ってのを書きたかった、んだったかな？　「探してみれば～」の一文を思いついて書き始めたはずなんだけど、途中で思いっきり行き詰って没になりかけたシロモノです。
　なーんかものすごくテンポ悪くてさ……。

　「一護」「雨竜」と統一していた名前を、「一護」「石田」と変えてからは意外とすんなり書けたように思います。
　多分、一護がラブではない状況なのに地の文だけ「雨竜」呼びしてるのがなんとなく居心地悪かったんじゃないかと。
　基本が苗字呼びの人間が多いから、実は地の文では相当悩んでるんですよ、ブリーチって。一護はまだ、「黒崎」「一護」どっちもありだからいいんだけど、石田は竜弦以外の人間には「石田」の方でしか呼ばれないから、地の文の呼称揃えようとして安易に「雨竜」書きするとものすごい違和感を醸し出すのよね。

　……あぁ、そう考えるとテニスと種は楽だったなぁ。テニスは苗字、種はファーストネームって基本形があったから。ブリーチは本当に迷う。いっそ一人称にしてしまえばいいんだろうけど、一人称はそんな得意じゃないんだよね…。一人称っぽい三人称は好きなんだけど。
　うぅぅん、一人称の練習ってことにして書いてみるのもありかなぁ。



　本当に行き当たりばったりに書いていた話なので、まさかこんなところに落ち着くとは思ってもみませんでした（笑）
　ラブらせようと思ってたんじゃなかったっけかなぁ…？
　ラストの引き方によっては、一護が雨竜を好きって風にもできたのに、どうしてあんなわからん終わり方にしたのかってぇと……多分、あれ以上考えるんのが面倒だったんだと思う、私が（笑）
　鈍感一護、というもの自体は結構好きなのでいいんですが。

　いやしかし、途中から一護が地の文で石田石田云い出すんでどうしたものかと思いました（笑）
　この感じじゃあ、片想いにもなってないだろうになぁ…。
　まあなんつか、頑張れよ、黒崎。どうして竜弦相手だとあれだけがんがん行くくせに雨竜だとこうなんだ！とか思わないでいてあげるから（笑）