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約束のときを、きみと

2024'11.24.Sun
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2006'08.23.Wed
 旅先でジャンプを立ち読みしたのですが、人様の日記で雨竜がようやく再登場だと知ってわくわくしながら見てみたら、崖の上で格好つけて足とか組んじゃってる石田が猛烈に馬鹿で格好よくて阿呆で可愛かったです。なにあのアホな子!

 あぁ、たつきちゃん切ないよぅ…。織姫を連れて戻ってきたら、一護は状況が落ち着いたあとたつきちゃんにもう一発拳くらってこれまでのことを話せる範囲で話したらいいと思う。
 あとたつきちゃんは、織姫が戻ってきたらまず第一に平手でばちーんとやるべきだと思います。そしたらぎゅっと抱きしめても「おかえり」って云ってあげてもいい。織姫は、大切な人になにひとつ語らず勝手に消えたこと、そしてそれゆえに大切な人を不安にさせ悲しませたことに対する責めを受けるべきだ。今のたつきちゃんの中には、姫を想うがゆえの愛憎が渦巻いているはずだし、だけどたつきちゃんは姫を大切に想うから決して憎んで終わることはないけれどそれでも「どうして」と思う気持ちはないはずがないのだから。

 結果だけ見ると竜弦との約束をあっさり反故にした雨竜ですが、表向きはあっさりと、だけど内心ではかなりの葛藤があったと信じたい。

 竜弦に誓ったときは、本当に滅却師の力と引きかえに一護たちとの関わりを完全に断つつもりだったのだけれど、でもそれでも、力が戻って町内で起きているあれこれのことが手にとるようにわかってしまうともう黙っていることなんてできなくて。破面たちと一護たちの戦いを感じ、どこかに消えていつもなら翌日には戻ってくるはずの織姫の気配が消え、直後に死神たちの霊圧も現世からまとめて消えてしまえば、頭のいい雨竜のこと、その場におらずとも自ずと状況は見えてくるはずでしょう。そうしてやはり、色々ぐるぐるぐるぐる悩んだ挙句にいてもたってもいられなくなり、結果的に父への誓いを破って浦原の元へ、と。

 そして竜弦は、自分に黙って家を抜け出し黒崎の息子たちの元へ向かう雨竜の気配をたどりながら重厚な椅子に身体をあずけて深く深く静かに溜息をつけばいい。そして何かを呟くように口を開いて、だけど台詞はなくて、「どうしてお前は…」とか「愚か者が…」とか読者の想像に任せられるくらいの余地がある場面があればいい。ていうか、絶対ある。ある、と私は信じる。
 そんなんだったら超萌えだよー! 息子の思考や言動が手にとるようにわかっているのに、なのにそんな相手に上手く愛情を伝えられない父。かつての自分が同じ立場だったらきっと同じことをするだろうにと考えると、連れ戻すことなどできないし不可能だと思ってしまう竜弦。



 こんな親子がいたらいいなぁ…。ていうか、このあたりの竜弦とか、たつきとか、彼らの心情を描いてみたいなぁ、なんて。あー…この気持ちが冷めないうちに書ければできそうなきはするのだけれど。
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