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約束のときを、きみと

2024'11.24.Sun
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2006'11.01.Wed
 本屋にて、ブリーチの小説版を発見した。帯に「ルキアが主役!」みたいに書かれてるから、どんなもんだと手に取ってみたら、袋に入ってるはずの本たちの中になぜか1冊だけ袋に入ってないのがあったんで、ラッキーだと思い立ち読みしてきましたとも!(笑)

 んで、感想~

・文体が軽い。字の大きさ変えるとか太字とか、どこのweb小説かと思っちまったぜ…。ブリーチ本編が、結構硬派気取ってるというか、カチカチなイメージがあるだけに、中身の軽さにびっくりというかなんというか。本編も大概同人くさいが、小説版はそれ以上でした…。

・内容としては、藍染の乱後の尸魂界にて。ルキアが料理をするとかしないとかいうのをメインにしたドタバタコメディ…だと思う。白ルキの人必見。似たもの義兄妹萌えしてる人は、多分見て損はないと思う。

・ざっと見た感じ、石田と黒崎の絡みはなかったような。というか石田メインの場面が、3箇所くらいしか見当たらなかった…。

・ちなみに石田は、ルキアたちの服を作るための部屋を借りた代わりに勇音に現世の服を作ってあげてました。そしたら、それが思いのほか好評で、他の死神の女性陣が押し寄せてくることに。結果「全員分の服は作れないけど、型紙くらいなら…」ということで、へろへろになるまで型紙作りに励みます。全てが終わったかと思いきや、最後に現われたのは卯ノ花で、ひとつ増えても同じことだから型紙作りますよ…、まあありがとう、で、終了。石田はひたすら、女性に囲まれていました。それでも男というか異性扱いされていないのがさすが石田。ていうかコレどこの同人誌かと。

・んで、石田を探すのが目的だったので本文よく読んでないのですが、どうやらルキアはカレーとお粥を作った模様。カレーは一護らに食わせ、お粥はもちろん重傷の兄様に。できたお粥をいそいそと兄上の元に運ぶルキアですが、しかし兄はちょうど食事中。お粥なんか持っていって食べてもらえるはずがない、浮かれてしまった自分が恥ずかしい…そんな風に小さくなってしまったルキアに、しかし白哉は予想外の(?)行動に。目の前の膳を下げさせ、ルキアのお粥を食べるというのです。
 ……いやあの、すごく微笑ましい場面だとは思うのよ。萌える場面だなと思うのよ。でもこれ、探せば多分どっかのサイトさんが書いてるんじゃねぇの、としか思えない…。



 もうちょい真面目な話かなと思っていただけに、拍子抜けというかなんというか。対象とする読者層を小中学生に設定したのでしょうか。じゃないとあれはなぁ…。どう読んでも同人誌にしか見えなくて、そこが読みやすくて良いともいえるのかもしれないけれど、なんというかどうせならもうちょいかちっとした話が読みたかったかなぁ、なんて。
 我侭云うなって話ですかね。

 かなり普通に死神たちに馴染んでいる石田がどうなんだろう、とちょっと思ったり。いや、本編を見ても、石田は今の死神たちに対してどうこうって気持ちはほとんどないっぽい(マユリ除く)んで別にいいっちゃいいんですけど、ね…。
 
 ぶっちゃけ、石田好きさんなら買うことないと思います。女性死神にモテモテな石田は面白かったけれど。意外と頼まれたことは断れないタイプだよなこいつとか、下手に出られると弱いよねこいつとか、やっぱり眼鏡ミシンだこいつとか、そういうとこなら萌える人はすごく萌えるかもしれませんねー。
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